昨日は写研の追いコンだった。
後輩たちは「どうせまた会えるし」って結構軽い感じでいたけど、僕にとっては割りと深刻で、それはまさに、別れだと思った。
写研という団体や、色々な思い出へのお別れだ。
もちろん僕は後輩のことは大好きだし、卒業してもしばらくは写研にも遊びに行くし、よく会う後輩もいると思う。
でも、本当にあのメンバーで会えるのは昨日が最後だった。
昨日が最後だったんだ。
昨日は昨日で、「今日が最後で、バイバイだ」と思ってた。
MPに「みんなばらばらになって、段々会わなくなって、終いに全然会わなくなるんだと思う」
と言ったら、彼は
「それでいいんじゃない?ばらばらで、自分はこっちで頑張ってて、あいつはあっちで頑張ってる。そう思うのも素敵だと思う」と言った。
それもそうだなと思った。
旅みたいだと思った。
何も頻繁に会うだけが人間関係じゃない。
あいつどうしてるかな、ってふと思い出すのも、十分素晴らしい人間関係だと思う。
2次会の途中で、思ってもみないサプライズがあった。
僕が3回生の時に指導して、他のサークルが忙しくなって辞めてしまった近藤くんという後輩から、辞めたから追いコンには行けないけれど、とプレゼントを貰った。
彼が撮った写真と、それを入れるアクリルフレーム、そして短い手紙だった。
それは短いけれど、とても良い手紙だった。内容は教えない。
とにかく彼が忙しいけれど、まだ写真を続けていてくれているというのが何よりも有難かった。
本当に写真をやっていてよかったと思った。
そして「大学出たら写真なんてやんない。スノボとかやる」って軽口叩いてた自分を恥じた。
これからも僕は写真を撮る。
写真は早速飾って部屋の窓際に置いた。
旅の途中で撮ったのだろうか。向こうに地平線が見える。
下手クソだけど、僕の写真より何倍も良い写真だと思った。
こうやって人をつなげてくれるのが写真だと思った。
とても写真らしい写真の在り方だと思った。
彼とこれから会うことがあるかどうかは分からない。
でもきっと僕はこの写真を見たらきっと彼と作った作品のことや、一緒に入った暗室のこと、それから写研のことを思い出す。
あと2回生の時に指導して3年も一緒にいるのに追いコンに来なかった若パイのことも思い出すと思う。
ありがとう、若パイ。